もともと片付けが苦手な女性が結婚したからと言って劇的に片付けや家事が得意になるでしょうか?
・・正直なかなか変わりませんよね。

夫が仕事から疲れて帰ってきたら、リビングには洗濯物の山、シンクにも食事の洗い物や鍋が散乱、こどものおもちゃはそこら中に出しっぱなし。
それではご主人が家に帰ってきても安らぐどころか、ますますぐったりと疲れてしまうのも分かります。
あなたもそんな片付けられない主婦ではありませんか?
実は最近、その状況に耐えかねて、ついにそれが離婚原因となって別れる夫婦が増えています。


片付けできない主婦はなぜ片付けできないのか、その理由と対策をお伝えしていきます。
これが分かれば片付けができないせいで「離婚」という最悪の状況になることはないはず!
片付けられない主婦の5つの理由
モノがとにかく多すぎる
片付けられない主婦の住んでいる家はだいたいまずは「モノが多すぎる家」です。
そもそもいろんなものが溢れかえっていて、雑然として見えてしまうんですね。
例えば、あなたのうちに当てはまるものはいくつありますか?
衣類は洗濯してもクローゼットの中に入りきらずにそのままその辺に放置している。
玄関は靴箱に入らない靴が溢れている。
本や雑誌はいつかまた読むかもと残している。
食器棚の食器は結婚式の引き出物でもらった一度も使わないものがある。
子供の幼稚園からの手紙は適当に保管している。


やり方が分からない
片付けなくてはと分かってはいるのに、いったいどこから始めればいいのか、どうやったらいいのかが分からないという人も結構います。
例えば
「モノを減らすにしてもどれを減らせばいいかわからない・・」
「整理整頓の仕方がいまいちわからない・・」
「どの部屋も散らかっていて、どの場所から片付け始めたらいいのか・・」
などなど。
こう思っているうちに結局いつまでたっても始めることすらできないのです。
あなたも同じように思うようであればおそらく小さい頃から整理整頓が苦手だったのではないでしょうか。
もしくはあなたの親も片付けが苦手な方ではないですか?
今までやり方を教えてもらったことがないならば、やり方を知らないのは仕方がないことです。
片付けにはコツがあるので、ちゃんとやり方さえ身につけられれば片付けられるようになります。
片付けてもすぐに元に戻ってしまう
片付けてもすぐに元に戻ってしまうのは、「出しっぱなし」の癖があるから。
せっかく片付けたのに出しっぱなしにしてしまっては、また散らかってしまいます。
これは「モノの定位置」が決まっていないから起きるのです。
爪切りひとつにしても置き場所を決めておけば、見つけるのも簡単だし、しまうのも簡単!
おこさんがいる場合は、おもちゃを片付けてもすぐにおもちゃを散らかしてしまうということもありますよね。
それはこどもは遊ぶのが仕事なので仕方ないところではありますが、「片付ける」ところまでを遊びとしてやってあげるといいですね。


面倒くさい
散らかった部屋を見て片付けたいと思ってはいてもやっぱり「面倒くさい」ことはやりたくないものです。
できる限り「ラク」をしていたい気持ちもわかります。
でもこのままだと、嫌なことはいつまでも後回しで部屋はどんどん汚くなっていく一方。
おそらくこう思って片付けがいつまでたってもできないあなたは、今までもいろんなことを「先延ばし」してきませんでしたか?
夏休みの宿題は最終日にまとめてやっていた
ダイエットは「明日から」が口癖・・
これらは結局自分への甘えから来ているんですね。
ここは今変えなければ片付けだけでなく、他のことでも損をしてしまいますよ。
育児に疲れすぎている
専業主婦でも子育てをしていると掃除や片付けをする時間があるように見えて、実は全然できないということもあります。

子育て中はこどものことで精いっぱいで、やろうとしても途中で赤ちゃんが泣いて中断させられたり、また再開して家事をやろうとしてもおっぱいの時間になったり子育て中のママの一日は本当にあっという間。
精神的にも疲れてしまうことだらけなのです。
少し大きくなっても洗濯物を畳んだそばから広げていく我が子や片付けても片付けてもおもちゃが出されてもういいや、となってしまうんですよね。

片付けられないのは脳の病気ということも
部屋が散らかっているのに散らかっていると感じない理由に「脳の病気」ということも考えられます。
片付けられない場合、考えられる脳の病気にはADHD(注意欠陥多動性障害)やアスペルガー症候群、うつ病、統合失調症などがあります。
なんとなく今まで生きづらさを感じたり、自分のことをだらしないと自己嫌悪に陥っていたものの、それが脳の病気とはわからないまま大人になっている「隠れADHD」と言われる人も実は結構いるのです。
もしかすると片付けられない主婦のあなたは今まで気づいていなかっただけで実は脳の病気が関係しているのかもしれません。

ADHD(注意欠陥多動性障害)の特徴と対策
ADHD(注意欠陥多動性障害)はいわゆる発達障害のひとつ。
ADHDのある人の大きな特徴としては「集中力が持続しない」ということがあるので、片付けようとしてもすぐに他のことに気を取られて他のことをやってしまいがち。

さらにここもあそこもと広範囲にするのは難しいので、「今日は玄関の靴箱を整理する」と1点集中で片付けするようにするといいですね。
一番大切なのは家族に理解してもらい、協力してもらうこと。
そして短い時間で1点集中の片付けができるようになれば、徐々に自分自身への自信にもつながります。
片付けられない主婦がまずやるべき2つのこと
ゴミを捨てる
散らかった部屋を片付けるためにはまずは「要るもの」と「要らないもの」を仕分けすることからと思いがちですが、一番最初にすべきことは「ゴミを捨てる」という作業です。



家の中をよく見てみると実はいつも捨てている「燃えるゴミ」や「燃えないゴミ」以外に押入れの奥に忘れ去れていている壊れた家電や粗大ごみ、使用期限切れの化粧品のサンプルや使わないポイントカードやレシートなど、隠れた「ゴミ」がたくさんあることに気づきます。
まずはそのいつか捨てたいと思っていたゴミや今後修理してまで使わないという家電などを捨てるというところから始めましょう。

メモ
ゴミの捨て方は各自治体によっても違います。
ホームページに載っていることが多いので、ご自身の自治体をネットで検索して確認すると便利です。
家事・育児の分担
子育て中のママさんで片付けがなかなかできないという場合は絶対にご主人の理解と家事育児の分担が必要です。

もしご主人が片付けが得意な方であれば、ぜひ片付けを積極的にやってもらってください。
一人で頑張ろうとしすぎないことも大事です。

まとめ
いかがでしたか?
あなたが片付けられない主婦だと自覚し、もしかしてこのままだと「離婚?」と思って、このページを見てくださったなら、あなたは大いに変われる可能性があります。
なぜなら変わる気がない人はまず「片付けられない原因」を知りたいと思わないから。
なんとかしたいと思ってここにたどり着いたハズです。だから安心してください。
あなたは「ダメな主婦」ではありませんよ!
まずは重い腰を上げて捨てようと思っても捨てていなかった「ゴミ捨て」から始めていきましょう。
そこで勢いがついたらその先にも必ず進むことができます。
そして自分でできないことはご主人に甘えてもいいのですよ。
もし、ご自身の奥様が片付けられない主婦だという旦那様がこの記事を読んでくださっているなら、奥様が何かしらの理由で片付けられないのかも、と理解してあげてください。
改めて話し合う時間を作りましょう。
話し合うことでお互いの理解も深まり、片付けができないという理由で離婚危機へつながる確率は減っていきますよ。